勉強法

優先順位のつけ方とメリット〜効率よく勉強して成績を上げる〜

効率よく勉強したい。

これは大学受験生や資格試験受験生に共通のなやみではないでしょうか。

勉強時間を少なくして効率よく成績を上げることができれば、目標とする大学や資格試験に合格する確率はかなり上がるでしょう。

しかし、大学受験も資格試験も科目数が多いし、各科目の中でもいろんな形式の問題があるので、何から手をつけていいかわからなくなってしまうということがよくありますよね。

そこで、このような人のために、どうすれば効率の良い勉強法で成績を上げることができるのかということを、優先順位のつけ方という観点から書いていきたいと思います。

これを読めばどういう順番で勉強を進めればいいのか分かっていただけると思いますので、参考にしてみてください。


Contents

優先順位をつけるメリット

まず、優先順位をつけることにどのようなメリットがあるのか説明します。

勉強する際に優先順位をつけることは非常に大切なのです。

上記に示した通り、優先順位をつけることは勉強を効率よく進めることに役立つので、勉強においては必須のこととなります。

これは前回書いた、勉強計画にも共通することなのですが、勉強する上では何をすれば効果的なのかという点が重要となるのです。
勉強計画の立て方について⇨ 勉強計画の立て方のコツ〜目標達成のために効率よく勉強する〜

優先順位をつけると、効果的なことから順番に取り組むことができるので、最終目標まで最短距離で進むことができます

そのため、優先順位をつけることは重要なのです。

逆に、優先順位をつけずに、気の向くままの勉強をしていると、必要としない勉強にも取り組んでしまい、結果として勉強時間が無駄になってしまうという事態にも陥りかねません

そのような事態を避けるためにも、優先順位を決めて、最も優先しなければならないことから順番に片付けていく必要があるのです。

得意不得意で優先順位を考える

では、具体的にどのような観点から優先順位をつけるべきなのかという点についてなのですが、優先順位をつける方法はいくつか考えられます。

まずは、自分の得意科目、不得意科目によって優先順位を決めるという方法です。

大学受験でも資格試験でも、各科目で悪い点数を取らないということが合格のために重要となるのですが、得意科目と苦手科目で差が大きすぎると合格のハードルが極端に高くなってしまいます。

例えば、得意科目の点数が80点、苦手科目の点数が30点の人がいるとします。

上記のように苦手科目の点数が30点の場合、たとえ得意科目で80点という高得点を取っても、平均すると55点となります。

どんな試験でも、55点では合格できないでしょう。

そのため、この人は苦手科目をまずは勉強しなければならないということがわかりますね。

その結果、得意科目80点、苦手科目60点となれば、平均すると70点となるため十分合格点となります。

逆に、得意科目をより伸ばそうとした場合はどうでしょうか。

得意科目100点、苦手科目30点だと、平均65点となり、合格が微妙なラインとなります。

つまり、何が言いたいかというと、得意科目を勉強し続けていても、合格まで近づくのは難しく、むしろ苦手科目を底上げすることの方が合格のためには必要となるのです。

なので、模試や定期試験を活用して、まず、自分がどの科目を一番苦手としているのかを知って、その科目の成績を上げることを最優先するべきなのです。

そうすると、苦手な科目が他のものに変わりますので、その際には最優先する勉強科目をそれに合わせて変えるべきです。

このように、まずは、成績全体の底上げをするために苦手科目から優先的に勉強することが大事なこととなるのです。

伸び代で優先順位を考える

次に、伸び代で優先順位をつける方法です。

これも、得意不得意で考える方法と基本的には重なっています。

例えば、上記のように、80点の科目と30点の科目があるとします。

この場合、80点の科目の成績を上げようとしても、最高で20点分の上昇しか期待できません。

しかし、30点の科目では、最大70点も成績を上げることができるのです。

そうなると、勉強する上でどちらが効果的かというと、当然30点の科目ということになります

つまり、各科目の中で、最高点に一番遠い科目を優先して勉強するべきなのです。

また、同じ点数を上げるにしても、通常、80点から100点にするよりも30点から50点に上げる方が容易なのです。

なのでこの点から言っても、最高点に一番遠い科目を勉強することは効率が良いのです。

もっとも、気をつけなければならないのは、必ずしも最高点に一番遠い科目が伸び代の一番ある科目とは言えないということです。

例えば、数学と日本史を考えると、数学については100点を取るのが非常に難しいのですが、日本史については知識を増やしていけば100点も不可能ではありません。

また、国語について考えると、現代文については知識では解けない問題も多く、そのような問題は勉強ではなかなか成績を上げることができません。

なので、思考力や文章力を問われる現代文については、伸び代の少ない部分ということができるのです。

国語だと、むしろ、古文や漢文の方が確実に成績が上がるので伸び代があると考えられます。

このように、伸び代で考える場合には、まずは最高点から一番遠い科目を基本にして、各科目の特徴を加味することでどれくらいの伸び代があるのかを判断するべきなのです。

そのようにして各科目の伸び代を考えたら、伸び代の大きいものから優先して勉強するのです。

そうすると、効率よく成績を上げることができます。

必要度に応じて優先順位を考える

最後に必要度に応じて優先順位を考える方法について述べます。

つまり、いまあなたに必要なことから手をつけるべきであるということです。

直感的に理解しやすいとは思うのですが、じゃあ何が必要なのかというと悩みが出るのではないでしょうか。

最終目標のために今何が必要なのかを考える際には、最終目標から逆算して考える必要があります。

例えば、今高校1年生の方であれば、大学受験のために必要なのは、基礎を固めたり自分に合った勉強法を模索することになるでしょう。

逆に、受験間近の方であれば、結果にすぐに影響するような、暗記系の科目であったり志望校の過去問分析をやるべきでしょう。

このように、最終目標との関係で、今必要とされる勉強は何かということをしっかりと認識して優先順位をつけましょう

まとめ

最後に軽くまとめると、勉強を効率よく進めて、最短ルートで合格したいなら優先順位を考えるべきなのです。

その方法は

①得意不得意

②伸び代

③必要度

などの観点から自分が何を勉強すれば効率よく成績を上げることができるのか考えるのです。

そして、そうして導き出した優先順位に基づいて勉強を進めます。

途中で優先順位が変わることもあります。

その際は、その時に自分がやるべきことを考えて、臨機応変な対応をするように心がけましょう。

以上、今回は勉強する上での優先順位のつけ方について書いていきました。

ぜひ今回の内容を踏まえて自分が優先して勉強することを考えてみてください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。