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こんにちは
そろそろ卒業シーズンですね。
ロースクールに四月から入学予定の人は勉強していますか?
ちなみに私には、ロースクールの入試が終わってかなり怠けてしまった過去があります。
特に、新年が明けて以降はほとんど勉強せずに過ごしてしまったのですが、今現在、そのことをかなり後悔しています。
法科大学院に入学する前に、勉強しなかったせいで、他の入学者よりもいろいろと不利な状況になってしまったので、ちゃんと勉強するべきだったと反省しているところです。
なので、今回は法科大学院に入学予定の方々に向けて、私が思うロースクール入学前に勉強しておくべきことをまとめたいと思います。
あくまで私個人がこれをするべきだったということをまとめるので、良いところや役に立ちそうなところだけ参考にしていただけたらと思います。
Contents
民法は大事!!!
民放を制するものは司法試験を制するという格言があるくらい、司法試験においては民法が重要です。
そして、法科大学院でも当然そのことが意識されていて、授業でも他の科目に比べてかなり力を入れて勉強することになります。
特に、問題集や参考書で頻出論点として扱われているようなものではない、主に短答知識なのではないかというくらい細かい知識についても勉強することになります。
法科大学院の民法の授業は、学部で勉強しているのよりもレベルが3段階くらい上がっているし、求められる知識の量もかなり増えます。
なので、法科大学院に入る前に基本書や短答問題集を読んで、細かい知識もある程度身につけておくべきだと思います。
ここで力をつけておけば、法科大学院の授業だけでなく司法試験でも役に立つと思いますし、民法の勉強は量が圧倒的に多いので、始めるのが早ければ早いほど有利になります。
司法試験の論文問題も短答化して来ている、つまり、今まで短答知識と言われていたようなものも論文試験で問われる等になっている傾向があるので、法科大学院だけでなく司法試験合格をも見据えて早いうちから勉強をしておくべきです。
民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法・会社法に手を出しておくべし!!!
民法の次に勉強したほうがいいと思うのが、下四法(民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法・会社法)です。
この中でも特に民事訴訟法の授業はかなりレベルが高くて難しいので入学前にしっかりと勉強しておくことをお勧めします。
法科大学院の授業で使うのは『ロースクール民事訴訟法』という本↓なのですが、これがまぁ難しいというか使いにくいというか。。。
とりあえず、授業と同時進行でこの本を読むとなるとかなり負担が大きくなってしまいます。
なので、入学前に手に入れて目を通しておくべきだと思います。
ほんとにヘビーなので、ちょっとでも手を出しておけば、後からかなり楽になると思います
あとは、判例と学説をしっかりと頭に入れることが大事ですね
民事訴訟法は判例の射程及び判例と学説との比較についてかなり詳しく学ぶことになります。
正直、『ロースクール民事訴訟法』はやりすぎじゃないかってくらいのレベルの高さですが、これを完璧にすれば司法試験本番でも民事訴訟法の試験がかなり楽になるのではないでしょうか。
民事訴訟法以外については、正直ある程度復習をしておくレベルで大丈夫だとは思いますが、法科大学院入学後の民法や民事訴訟法の授業の負担を減らすためにもある程度やておくと安心できます。
それぞれについて触れると、まず刑事訴訟法は判例を読み込むと良いでしょう。
具体的いうと、重要判例の具体的事案と判例が当てはめで考慮している事情を頭に入れると良いと思います。
刑事訴訟法は司法試験の問題でも比較的わかりやすい問題が出るのですが、事実が多くてあてはめが非常に重要になります。
なので、いざ自分で問題を解くときに具体的事実をうまく拾ってあてはめを厚く書けるように、判例ではどのような考慮要素に基づいてあてはめがされているのか、当該事案ではどのような事実が重要視されているのか、といったことを考えながら判例学習をすると良いと思います。
行政法は基本的な知識を基本書を使って勉強しておけばとりあえず大丈夫だと思います。
そこまで覚えないといけないことが多い科目というわけではないため、さらっと基本書を読んでおけば足りるでしょう。
ちなみにオススメの基本書はこちら(基本行政法)です↓
最後に会社法については、主に条文をしっかりと確認しておくべきということですかね。
取締役とか株主総会とかの重要事項に関する条文をある程度頭に入れておくことが寛容だと思います。
それと、会社法に関しては条文がとにかく多くて、細かい知識が大量なので、予備試験を受ける予定の人は特に、今のうちに短答問題集を解いておくことをオススメします。
短答は肢別本↓をやっておけば十分だと思います。
何回も回して勉強すれば着実に進歩していきますので、少しずつやっておきましょう。
そのほかの科目はほどほどに
以上の科目の他に刑法や憲法については、もしも苦手なら基本書や問題集で勉強しておくと良いと思いますが、正直、刑法や憲法については司法試験や予備試験の過去問を検討しながら勉強したほうが効率がいいと思います
刑法と憲法の優先順位は上にあげた科目よりは落ちると思います。
特に刑法はどんどん問題を解く(答案を書く)のが一番だと思いますので、インプットよりもアウトプットに力を入れるべきですが、それは法科大学院でも十分やることになると思うので、入学前はとりあえず軽くやっておけばいいのではないでしょうか。
あと、最後に選択科目についてですが、選択科目がすでに決まっていて、かつ、余裕がある人は勉強しておいてもいいと思います。
法科大学院入学後でも十分だとは思いますが、労働法とかは意外にボリュームが多いので、やっておけば楽になりますよ。
まとめ
以上が、私が考える法科大学院入学予定者が入学前にやっておくべきことです。
もちろん、勉強だけではなく、旅行とかも行っておいたほうがいいですよー
入学した後はとても旅行できるような雰囲気ではないので(笑)
最後にまとめとして、入学前に勉強しておくべき科目に優先順位をつけておきます。
民法>>民事訴訟法>>>刑事訴訟法=会社法>行政法>憲法=刑法
です!!!
あくまで私個人の考えなので、参考程度に見てください(笑)
最後まで読んでいただきあるがとうございました。
それではまた