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今回は、弁護士が相談を受け案件の依頼を獲得するためのポイントを解説している、『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』について、特徴や評価をまとめて書評を書いていきたいと思います。
弁護士の中には将来的に独立を考えている人が多くいると思いますが、独立するためには自分で顧客を獲得して売り上げを確保する必要があります。
もっとも、「どうすれば受任力を高めることができるのか?」「どうやって案件を獲得すればいいのか」という悩みを抱える若手弁護士は多いことでしょう。
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』はそのような独立志向のある弁護士にとって非常に有益です。
この記事では『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』の良い点・イマイチな点などの評判や情報を書いていきます。
将来的な独立を目指している司法修習生や若手弁護士の方にとって非常に惹かれるテーマであり、実際に役立つ内容だと思いますので、ぜひとも本記事の内容を参考にして頂けると嬉しいです。
Contents
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』の情報
今回紹介するのは、LexisNexisから出版されている『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』です!!
(2025/03/31 16:27:45時点 Amazon調べ-詳細)
著者は、弁護士の中里妃沙子先生、高橋恭司先生、大澤一郎先生、大山滋郎先生、藤井聡先生です。
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』の特徴と評価
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』は、弁護士が顧客から相談を受けた際にどのように受任まで繋げるかという相談時のポイントを解説している本です。
法律や実務の解説はほぼなく、法律相談に際して、どのようにすれば顧客が依頼してくれるのかという点を深堀して解説している、弁護士向けのコンサル本とでも言えるような内容になっています。
本書は、全体で約270頁ほどのボリュームで、離婚編・相続編・交通事故編・企業顧問編という弁護士の定番の相談である4章に分かれた構成になっています。
弁護士の先生が著者となっていて、しかも、各分野のトップランナーと言っても過言ではない著名な先生方がオムニバス形式で解説しているのが特徴的です。
各分野で、相談や問い合わせが来るルート、営業の方法、相談の際の注意点や受任率を上げるポイントなどについて、経営者視点での解説がされています。
更には、受任への繋げ方、リピーターの生み方、新規相談の増やし方、マーケティング方法、SEO対策、顧問の増やし方など、顧客獲得のための細かいアドバイスまで掲載されているのがとても良い点です。
本書一冊あれば、離婚、交通事故、相続、顧問という弁護士が行うことになる定番の業務について、営業の方法がある程度把握できますので、独立を考えている弁護士の方にはぜひおすすめしたい一冊です。
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』の良いところ
まずは、『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』の良いところを挙げていきます。
弁護士の顧客獲得の術が解説されている
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』の特徴は、法律や手続きなどの業務処理ではなく、弁護士の顧客獲得の方法にスポットライトを当てて解説している点です。
弁護士実務として、手続きの流れや法律や判例の解説をしている本はよく見かけますが、弁護士向けに顧客獲得法を解説している書籍はかなり珍しいです。
本の題名の通り、法律相談を受任するための具体的な方法や考え方が書かれており、非常に素晴らしい視点で、弁護士にとっては非常に参考になる内容だと感じます。
多くのノウハウが複数の分野に応用できる
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』で解説している相談受任の方法論は、離婚、相続、交通事故、企業法務の各パートに分かれて解説されていますが、書かれているノウハウの多くは分野を問わず活用できるため、法律相談に必要な核となる考え方や心構えを幅広く学ぶことができます。
離婚、相続、交通事故、企業法務の分野以外でも、債権回収や労働等、弁護士は数多くの分野の相談を受けることになりますが、本書のノウハウを応用することで、あらゆる分野で相談受任力を高めることができることでしょう。
もちろん、特定の分野だからこその実践知もあるとは思いますが、それを参考にして、他の分野の法律相談に活かしていくことはできるという意味で、非常に実践的な内容であると言えます。
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』のイマイチなところ
つぎに、『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』のイマイチなところを書いていきます。
「相談受任」に特化していて、業務処理の知識は得られない
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』は、ここまで書いてきた通りですが、相談受任のポイントに特化して解説している本であり、法律や手続きなどの業務処理は解説していません。
基礎知識は他の書籍から取得することを前提として、弁護士として一番大切な売上を上げるための第一歩としての相談受任の解説本です。
そのため、基本的な知識を入手したいという人は、他の書籍を使用する必要があります。
もしも法律や手続きの解説など、業務処理を学習したいという人は、本ブログの他の記事にて書籍を紹介していて、それらの記事がとても参考になると思いますので、ご覧ください。
実践することが難しい内容も含まれている
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』で解説されている相談受任の方法論は非常に役立つ内容が多いのですが、一部実践するのが難しいかもしれないと思えるものも含まれているように感じます。
もちろん、弁護士個人によって、実践できる、できないというものが出てくるのは当然と思いますので、自分では難しいと感じられる部分については参考程度に考えておくのが良いかもしれません。
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』はこんな人におすすめ
・弁護士志望の司法修習生
・一般民事を扱う法律事務所に就職した人
・若手弁護士
・将来的に独立を考えている司法修習生・弁護士
・ノキ弁
『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』は、弁護士が相談受任力を高めるための実践的なノウハウと重要な心構えが凝縮されており 、若手弁護士や将来的な独立を目指している全ての方にとって、法律相談の質を向上させ、自信を持って職務に取り組むための必携の一冊と言えます。
将来的に独立の可能性があるとか自分で顧客を増やしたいと考えている弁護士の方は、ぜひ『弁護士10年目までの 相談受任力の高め方』を購入して読んでみてはいかがでしょうか。きっと役立つ内容が見つかるはずです!
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