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司法試験の選択科目の中でも、選択者の数が多い知的財産法ですが、司法試験対策として基本書や問題集などの本は何を使用すればよいのかという情報はあまり出回っていません。
ロースクールに通っている人であれば、ロースクールの講義で指定された本や先輩からおすすめされた本を使用すれば良いと考えるでしょう。
しかし、予備試験組の人やまだ学部生で知的財産法の勉強を始めたばかりの人にとっては、独学で知的財産法を勉強するにあたって使用する教材に悩むことでしょう。
そこで、本記事では、司法試験の選択科目として知的財産法を選ぼうと考えている人に向けて、知的財産法のおすすめ本を紹介していきたいと思います。
司法試験を知的財産法で受けようと考えている人に参考にして頂ければ幸いです。
Contents
【司法試験用】知的財産法のおすすめな本を紹介
それでは、司法試験の選択科目(知的財産法)の対策として、おすすめできる本を紹介してきたいと思います。
司法試験の知的財産法で点を取るには以下で紹介する書籍を読めば事足りるので、持っていないものがあればチェックしておきましょう。
『特許法・著作権法』小泉直樹
『特許法・著作権法』は、知的財産法の基本書ですが、法律基本書にしては珍しく、約200ページ程と非常にコンパクトな内容になっている点が特徴的です。
パッと見てすぐにわかるほど薄い本なのですが、それでも司法試験に対応できるほどの中身となっているのが素晴らしいです。
著者の小泉先生は知的財産法の著名な先生であり、内容の信頼性も高いです。
コンパクトで読むための負担もそこまでかかりませんので、司法試験の知的財産法選択者にとっては、知的財産法の学習の最初の一冊として『特許法・著作権法』を手に入れるのがとてもおすすめです。
『知的財産法』小泉直樹
『知的財産法(小泉)』は『特許法・著作権法』と同じで小泉先生が執筆されている知的財産法の基本書です。
司法試験の知的財産法では、著作権法と特許法からそれぞれ1問ずつ出題があるのですが、『知的財産法(小泉)』では、それだけにとどまらず、意匠法、商標法、パブリシティ権、不正競争防止法等の知的財産法全般が扱われています。
司法試験の合格だけを考えるのであれば余剰な知識にはなるのですが、司法試験合格後に実務家になるということまで見据えると持っておくと便利だと思います。
また、司法試験で出題あされる著作権法と特許法の部分に関しても、非常に丁寧に解説されています。
こちらも『特許法・著作権法』と共に司法試験の知的財産法選択者にとてもおすすめできる基本書なので、手元に持っておくと役に立つと思います。
『標準 著作権法』『標準 特許法』高林龍
『標準 著作権法』、『標準特許法』も司法試験の知的財産法選択者の中で使用している人の多い著作権法・特許法の基本書です。
『標準 著作権法』、『標準特許法』は題名の通り、著作権法・特許法を扱っているのですが、かなり詳細に解説されているため、先に紹介した基本書と併せて、補完的に使用するのがおすすめです。
他の基本書や判例集、問題集を読んでいて分からないことが出てきたら、『標準 著作権法』、『標準特許法』の該当箇所を読んでみると大抵は解決すると思います。
詳細な解説が特徴的とはいえ、全体で約300ページとそれほどボリュームも多くないので、通読用に『標準 著作権法』、『標準特許法』を選ぶというのもアリだと思います。
『知的財産法演習ノート』(問題集)
知的財産法の問題集といえば『知的財産法演習ノート』と言っても過言ではないほど、司法試験受験生の知財法選択者の中で使用率の高い演習本です。
『知的財産法演習ノート』では、数少ない知的財産法の問題集の中でも、司法試験のレベルに近い問題が出題されており、そのうえ、学者が直々に作成した参考答案例も付いているため、司法試験受験生にはとてもおすすめです。
司法試験の知的財産法の問題演習は、『知的財産法演習ノート』と司法試験の過去問をこなしておけば十分足ります。
まずは『知的財産法演習ノート』を手に入れて、知的財産法の基本的な論点につき、判例等の基礎知識と答案の書き方を頭に入れることがおすすめ。
『判例百選 著作権法』『判例百選 特許法』
司法試験の知的財産法は、判例知識(判例の定義等)をそのまま答案に反映させることが多いため、主要な判例は確実に押さえておく必要があります。
ロースクール生等の司法試験受験生はほぼ全ての人が『特許判例百選』『著作権判例百選』を使用していますので、知的財産法の判例学習は、『判例百選』を使用しておけば十分です。
とりあえず、基本書を読みながら、『判例百選』で主要な判例をチェックしていくというのが知的財産法のスタンダードな勉強方法になります。
司法試験の選択科目を知的財産法にしようと考えている人は、『判例百選』を確実に手に入れておきましょう。
【司法試験用】本以外に司法試験の知的財産法の対策に役立つもの(予備校講座)
本ではないですが、各予備校が用意している知的財産法の講座も司法試験の合格に役立つため、以下でおすすめの講座を紹介したいと思います。
『司法試験選択科目 3講座パック(知的財産法3講座パック)』(アガルートアカデミー)
アガルートアカデミーという法律予備校が提供している『司法試験選択科目 3講座パック(知的財産法3講座パック)』は、選択科目に必要なインプット講座、アウトプット講座等の3講座がセットになっている講座です。
選択科目に特化した講座は数少ないのですが、アガルートアカデミーでは『司法試験選択科目 3講座パック(知的財産法3講座パック)』という形でセット講座を販売しています。
内容としては「総合講義(インプット講座)」「過去問解析講座(アウトプット講座)」「論証集の「使い方」講座」が付いていますので、全く知的財産法の知識がないという方でも、安心して司法試験の学習を開始することができます。
ロースクール生だとロースクール内の知的財産法の講義を受けることができると思いますが、予備試験組やロースクールで他の選択科目の勉強をしていたという人にとっては、独学で一から知的財産法の学習をするというのは非常に難しいと思いますので、不安な人はアガルートアカデミーの『司法試験選択科目 3講座パック(知的財産法3講座パック)』をチェックしてみることをおすすめします。