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司法試験や予備試験には、短答試験と論文試験という2つの形式の試験が用意されています(予備試験はさらに口述試験もあります)。
短答試験は、合格するための前提、足切り試験ともいえるのですが、何をどのように勉強していいのか分からないという受験生もいるのではないかと思います。
私自身、司法試験受験期には、何を使用して短答試験の対策をすればいいのか手探り状態でした。
そんな私はいろいろな本に手を出してみて、その中でも司法試験や予備試験の短答対策として必須と思ったものや必須ではないけど持っておくべきと思ったものがあります。
そこで、本記事では、司法試験一発合格者の私の経験を踏まえて、司法試験・予備試験の短答対策として必須あるいは役に立つ本を紹介していきたいと思います。
司法試験や予備試験の受験を考えている人はぜひご参考にしてください。
Contents
司法試験・予備試験の短答対策として必須の本
まずは、司法試験や予備試験の短答試験を突破するために、絶対に持っておかなければならない本を紹介していきます。
ここに紹介するものは、司法試験や予備試験の受験生であればほぼ確実に持っているので、まだ手に入れていない人は必ず入手しましょう。
『六法』
まずは、『六法』ですが、これは法律を学習している人であればさすがに持っていない人はいないと思います。
司法試験や予備試験の短答試験のみならず、法律学習全般に使いますので、例えば法学部新入生など、学習を開始したばかりでまだ持っていないという人は必ず手に入れておきましょう。
司法試験や予備試験の短答試験では、条文の素読が効く科目があります(民法、憲法の統治機構、刑法の刑罰など)。
条文の素読をやるだけでも解答できる問題も多いので、短答試験の勉強をするときには『六法』を手元に置いておきましょう。
以下に、司法試験や予備試験受験生の中で使用率の高い六法を紹介しますので、どれか一つを選んで購入しておくのがおすすめです。
過去問集(過去問パーフェクトなど)
次に、司法試験や予備試験の過去問集が必須になります。
短答試験の学習は、基本的に、過去問集を何度も何度も解き直して、少しずつ知識を定着させるという勉強方法になります。
なので、問題演習用に司法試験や予備試験の過去問集は必ず手に入れておきましょう。
おすすめの問題集は『司法試験&予備試験 短答過去問パーフェクト』と『肢別本』。
『司法試験&予備試験 短答過去問パーフェクト』は、問題の量が圧倒的に多く、解説も細かい点が特徴的。
受験者の正答率も掲載されているうえに、選択肢ごとの選択率も載っているため、それを参考にすれば問題のレベルや自分の理解度が把握できる。
『肢別本』は、一問一答形式で簡潔な解説が付いているのが特徴の過去問集です。
旧司法試験の問題も出題されるなど、『司法試験&予備試験 短答過去問パーフェクト』よりも幅広い範囲で出題されます。
また、一問一答形式なので、一周する(一問解く)のにあまり時間を要さず、周回向きの問題集と言えます。
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各科目の基本書
前提として、短答問題を解くためにある程度の基礎知識がなければいけません。
何も知識がないのに、いきなり問題集を解いても効率が悪いだけなので、まずは基本書を読んで基礎知識を頭に入れましょう。
基本書だと負担が大きいと感じる人は、予備校の入門講座や予備校本でもいいかと思います。
以下に、司法試験や予備試験の各法律科目における、おすすめの教材をまとめた記事を用意しておきますので、ぜひそちらを参考にして頂ければと思います。
司法試験・予備試験の短答対策として必須ではないが、役に立つ本
司法試験や予備試験の短答試験を突破するという目的だけで考えると、上記で紹介したものだけでも十分だと思います。
もっとも、短答試験に苦手意識を持っている人にとっては、上記だけでは不安かと思います。
そこで、以下では、特に司法試験や予備試験の短答試験に不安を抱えている人にとって役に立つ、おすすめの本を紹介していきます。
『判例六法』
『有斐閣判例六法』は、『デイリー六法』や『ポケット六法』と並んで人気のある判例集
ただ、他とは異なる特徴があり、判例六法では各法律の条文とともに、条文に関係のある判例が掲載されています。
なので、勉強中に条文を引く機会があると思いますが、その際に関連判例にまで目を通すことができます。
短答試験では、条文知識と判例知識が二本柱となりますが、両者に役立つ判例六法はかなりおすすめできます。
このように、『有斐閣判例六法』は使い勝手が非常に良くて、司法試験・予備試験受験生の中でも人気が高いので、特に短答対策として持っておいても良い一冊です。
判例集(『判例百選』『判例プラクティス』等)
短答試験で求められる知識のうち、大部分は判例知識となります。
なので、判例学習の優先度は非常に高いのですが、その際に使用すべき教材としては判例集がとても有益です。
判例集を読めば、判例の結論と理由付けという短答試験に必要な情報を頭に入れることができます。
短答試験では、判例の事案と結論がそのまま選択肢として出されることも多いので、その点からも判例集を用いた学習が効果的といえます。
司法試験、予備試験受験生の中で使用率の高い判例集は『判例百選』と『判例プラクティス』なので、いずれか好みの方を購入しておくと良いかと思います。
なお、判例集等を用いた判例学習の方法については、下記の記事で解説していますので、気になる方はご一読ください。
『択一六法』
『択一六法』は、条文や関連判例とともに、司法試験・司法書士・行政書士等の法律資格試験で出題された事項をまとめて掲載している参考書です。
『択一六法』を読めば、条文を確認するとともに、判例知識や過去に出題された知識を頭に入れることができ、非常に短答向きで効率の良い勉強ができます。
司法試験一発合格者の私自身、司法試験直前まで短答対策として『択一六法』を何度も読み込んで復習していました。
短答試験に不安を感じている人にとってはかなり力になるものですので、手元に持っておくのが良いと思います。
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受験新報の特集(短答に関するもの)
短答対策におすすめな本の一つに、法律雑誌の『受験新報』もあります。
問題演習や論文の書き方など、論文試験対策としてもかなり有益な本なのですが、短答対策特集も掲載されることがあるため、短答試験に向いている側面もあります。
『受験新報』の短答対策特集では、例えば短答プロパーの知識をまとめていたり、過去問の解説が載っていたりします。
短答試験に苦手意識を感じている人は、『受験新報』の短答対策特集が掲載されている号だけでもいいので、手に入れておくと勉強の役に立つと思います。
司法試験・予備試験の短答対策に使える本以外のツール
なお、司法試験の短答対策として使えるものは、本以外にもありますので、最後にそれをいくつか紹介しておきます。
短答試験に苦手意識を有している方は、下記のものを利用してもいいかもしれません。
司法試験・予備試験の短答対策講座
司法試験や予備試験の短答試験が不安という方におすすめできる本以外のものといえば、まずは各法律予備校が提供している短答対策講座が挙げられます。
司法試験・予備試験対策のプロが丁寧に短答試験の解き方を教えてくれたり、問題解説をしてくれたりと、受験生にとっては非常に役に立ちます。
予備校講座なので本よりもお金がかかってしまう点はデメリットとしてありますが、それ以上に短答知識をマスターできることのメリットが大きいと思います。
短答対策に強く不安を感じている人や予算的に受講しても大丈夫そうという人は、予備校の短答対策講座を受講することも一考してみて良いと思います。
個人的には、アガルートアカデミーの短答対策講座が価格的にも安く、内容もレベルが高いのでおすすめできます。
以下に、アガルートアカデミーの短答対策講座をいくつか紹介しておきますので、気になる方はチェックしてみてください。
短答問題集アプリ
短答対策の問題集は書籍だけでなく、アプリで配信もされています。
アプリの問題集はいつでもどこでも手軽に取り組めるので、司法試験・予備試験受験生にとっては非常に役立つのでおすすめです。
例えば、芦別本はアプリ版も配信されていて、スマホ一台あれば短答過去問をささっと復習できるので非常に便利です。(ただし、有料)
他にも、資格スクエアが無料会員登録で使用できる短答過去問アプリを配信していたりもします。
関連記事:【無料】資格スクエアから予備試験の短答問題アプリがリリース!無料会員登録で使える!!
このように、司法試験・予備試験の短答過去問アプリがいくつか配信されているので、移動中や外出中のちょっとした時間を使って勉強したいとお考えの方は気になるアプリを使用してみることをおすすめします。