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こんにちは
以前もTwitter(@AAA_law_A)や下記のブログ記事で報告させて頂きましたが、私はこの度の令和元年司法試験に一発合格することが出来ました。
関連記事:【報告】司法試験に一発合格した感想〜勉強時間・日々の生活・勉強方法なども〜
その時点ではまだ成績が判明していなかったものの、ようやく成績通知表が送られてきました。
Twitter上やブログで自分の成績を公開している司法試験合格者が多いようなので、私もこのブログ記事にて自分の成績を公開したいと思います。
Contents
令和元年司法試験の成績【短答試験】
まずは短答の成績について見ていきます。
司法試験短答の成績は高くもないし低くもない
私の令和元年司法試験短答の成績は以下の通りです。
憲法:36点/50点
民法:63点/75点
刑法:39点/50点
総合:138点/175点
順位:772位
得点率:約80%
憲法・民法・刑法とそれぞれ大きな偏りもなく、無難な感じの結果になったと思います。
短答の合計点が138点ということですが、これは合格者平均点のプラス10点くらいでして、低くはないけど決して高い点数とも言えないと思います。
そして順位に関しても700位代なので、やはりすごく良くはないけど司法試験合格に足を引っ張られるような数値でもないという中途半端な感じ、、、
ただ、私の中では短答式はとにかく「足切り」を避けるというのが目標だったので、その点からすると足切りラインの108点を大きく超えられたというのは良かったと思います。
司法試験短答式の成績を受けての感想
というわけで上記の短答成績を受けての感想を軽くまとめておきます。
先ほども言いましたが、私の司法試験短答の成績はそこまで良くはないけど悪いわけではないという感じ。
そして、自分の中での目標の「足切り」以下の回避、という意味では自分的にはかなり満足のいく点数だと思っています。
まずですが、憲法に関しては短答科目の中では一番不安を感じていました。
というのも、統治機構分野は条文や過去問を確認すれば比較的解きやすいものと思っていたのに対して、人権の判例については理由づけや論旨展開の微妙なズレを問うものが多いと感じていたので、そこで引っかかってしまったら点数が一気に悪くなると考えていたからです。
判例の全文を読んで論理展開を理解しておかないと、些細な間違いに気づかずに点数を落としてしまうという印象を持っていたのです。
なので、試験後に「あっ、あの問題はこっちが正解だ、、、」というように短答に出た判例を読み直して間違いに気付くこともありました。
結果的には憲法も大きく点数を落とすことはなくて良かったのですが、それでも一番成績が悪い短答科目だったので、自分の中では納得という感じでしたね。
民法に関しては、自分の苦手科目ではあるのですが、それにしては短答試験の成績は良かったと思っています。
だいたい目標としては「50点」を超えることを掲げていましたので、それを大きく上回れたというのは運が良かったのかと。
ただ、この点数は今年の短答式試験科目の中で民法が一番簡単な科目だったから(短答科目の中で唯一受験者平均点が上昇)というのに助けられたのかなと思います。
刑法に関しては、私の得意科目ということもありここは「8割(40点)」以上は取りたいと思っていました。
結果は「39点」だったので、自分の中では少々不満の残る成績ではあったのですが、それでも刑法は難化傾向にあったようなのでまぁほぼ8割の点数を取れて良かったとも思えています。
なお私が短答の足切りを避けるためにどのような勉強をしていたのか、という勉強法については下記の記事でまとめています。これから司法試験受験を目指していく人はぜひそちらをご参考にして頂けるといいかと思います。
関連記事:【司法試験受験生必見】司法試験一発合格者が実際に行っていた短答対策〜勉強法のまとめ〜
令和元年司法試験の成績【論文試験】
それでは次に令和元年司法試験の論文について見ていきます。
司法試験論文の成績も微妙、苦手科目に足を引っ張られる
私の令和元年司法試験論文式の成績は下記の通りになります。
公法(得点109):憲法B・行政法A
民事(得点145):民法C・商法D・民事訴訟法A
刑事(得点126):刑法A・刑事訴訟法B
選択科目(得点50)
論文順位:814位
総合得点:891.91
総合順位:778位
※各科目の得点につき、小数点以下は四捨五入
以上が私の総合成績となります。
論文の結果も短答試験の結果とほぼほぼ同じくらいになりましたので、私の実力はまぁこれくらい(合格者の中間くらい?)ということになりましょうか。
パッと見て目につくのがやはり民事系科目の民法C・商法Dという結果ですね。あまりにも民事系の成績が悪いのですが、正直民法も商法も苦手科目ではあるのでこれくらいでも納得。
あとは、得意科目の刑法は自分の手応え通りにA評価を頂けたので良かったです。
手応えと評価に一番乖離があったのは公法系科目でして、特に行政法はボロボロだという実感があったのにも関わらずA評価になっていましたので、司法試験受験生全体的に苦戦していたのかなぁと感じるところです。
公法系科目も刑事系科目もA評価とB評価の組み合わせとなっているにも関わらず、得点としては公法系科目が109点で刑事系科目が126点であることを考えると、同じ評価でも出来としては公法系科目よりも刑事系科目の方が圧倒的に良かったのだと思います。
特に、刑事訴訟法がB評価なのに刑事系全体で上位10%に入るような得点を取ることができているので「刑法の得点がかなり良かったのでは、、、?」と推測しています。
司法試験論文式及び総合成績を受けての感想
以上が私の司法試験論文式と総合の成績となります。
正直、司法試験本番直後は刑法以外はあまり手応えを感じていませんでした。
それどころか、司法試験初日の公法系科目(憲法・行政法)が終わった段階では「もう明日から来なくてもいいかな、、、」とか思うくらいに諦めの気持ちでいっぱいになるような悲惨な状況だと感じていました。
でも蓋を開けてみると公法系科目は憲法も行政法も良い評価を頂いていたのですから、主観と客観のズレが非常に大きかったと思います。
短答式と論文式、いずれの勉強を重視するのかという話はよくあるのですが、上記の成績からも個人的には短答と論文はかなりリンクしているように感じています。
どちらも法律知識が問われるという点では共通ですし、いずれの試験も自分の実力がしっかりと反映されるような成績になったと感じています。
ですので、短答の足切りが怖いと感じている人はとりあえず短答の勉強をしても良いかと。それが結果的には論文の成績の底上げに繋がることも十分あると思います。
以上が私の令和元年司法試験の成績とちょっとした感想になります。
私が何を使って勉強してきたのか(基本書や参考書や問題集など)というのをまとめた記事を下記のように用意しています。
関連記事:【公開】司法試験の一発合格者が実際に使用していた基本書・参考書・問題集まとめ
また、前述でも紹介したように私の短答試験突破のための勉強法についても当ブログで記事を書いていますし、その他にも基本書や問題集の書評など司法試験の合格を目指す人に役立つような記事を公開しています。
ぜひ他の記事もご参考にしていただけると幸いです。