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司法試験合格した人のほとんどは1年間の司法修習に進むことになります。
司法修習では、民事弁護や民事裁判などの法曹実務を習得するために勉強をし、二回試験や実務修習中の試験を課せられます。
特に二回試験で失敗してしまうと弁護士になることができませんので、絶対に落ちないように勉強する必要があります。
二回試験や定期試験の民事実務系の科目では事実認定の勉強が必須になるのですが、正直何を勉強すれば事実認定の知識が身につくのか分からないと悩むときもあるかもしれません
そこで、本記事では、二回試験に不安を抱えている人のために、民事事実認定の勉強に役立つおすすめの本をいくつか紹介していきたいと思います。
本記事で紹介する書籍を読んで勉強すれば、二回試験や定期試験で失敗する可能性もかなり減ると思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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Contents
民事事実認定の方法を解説しているおすすめの本
それでは、以下に民事事実認定の勉強に役立つおすすめの解説本を紹介していきます。
『事例で考える民事事実認定』(白表紙)
まずは、司法試験合格後、司法修習に進む人に司法研修所から送られてくる教科書(いわゆる「白表紙」です。)の中にある『事例で考える民事事実認定』がおすすめです。
題名のとおり、基本的な事例を素材として、トーク形式&説明パートで民事事実認定の方法を基礎の基礎から解説される構成となっています。
非常に基礎的な内容になっていますので、民事事実認定の方法を最初から学ぶのには最適な一冊になっています。
民事裁判や民事弁護の起案に不安を覚えている司法修習生は、まずは『事例で考える民事事実認定』を徹底的に読んでおきましょう。
なお、『事例で考える民事事実認定』は市販もされているので司法修習生以外の方(例えば、司法試験を受ける予定の法学部生や法科大学院生など)で予め勉強しておきたいという人は購入することをおすすめします。
『ステップアップ民事事実認定』
次に、『ステップアップ民事事実認定』を、事事実認定を勉強するのにおすすめの本として紹介します。
『ステップアップ民事事実認定』では、まず民事事実認定の総論として、事実認定とは何か、どのようにやるのかといったことを解説し、その後、民事事実認定のために必要な知識を項目別に解説しています。
また、解説編のパートの後では、民事事実認定の演習問題が16問掲載されていて、解説編で学習した民事事実認定の方法をアウトプットすることもできます。
民事事実認定を勉強したことない人でも理解できるようにわかりやすく説明されているので、勉強に不安があるという人には『ステップアップ民事事実認定』がとてもおすすめできます。
『事実認定の考え方と実務』 田中豊
次に紹介するのは、元裁判官で著名な弁護士でもある田中豊先生が執筆している『事実認定の考え方と実務』です。
『事実認定の考え方と実務』は、司法修習生のみならず弁護士でも読んでいる人も多く、民事事実認定の基本書といっても過言ではない本でとてもおすすめです。
直接証拠による事実認定、間接証拠による事実認定といった民事事実認定の基本的なやり方を詳しく解説していて、さらに要件事実と民事事実認定の関係や判決書における表現方法といった内容まで説明されています。
『事実認定の考え方と実務』を全部読み通して勉強しておけば、二回試験や民事裁判実務で必要となる民事事実認定の知識の基礎はマスターできるでしょう。
『民事訴訟における事実認定』 法曹会
最後に、民事事実認定の勉強に役立つおすすめの書籍として『民事訴訟における事実認定』を紹介します。
『民事訴訟における事実認定』では、民事事実認定に必要となる基本的な知識(書証、人証、動かし難い事実、経験則、推定など)をざっと説明した後で、書証と人証に分けて証拠の証明力などの評価方法について解説していきます。
また、『民事訴訟における事実認定』で特徴的な部分は、保証契約、売買契約、消費貸借契約の3類型を挙げて、契約類型別に事実認定の方法を解説するパートが設けられていることです。
民事事実認定のための知識が一通り詳細に学ぶことができるので、しっかりと勉強しておきたいという方は手に入れてもいいと思います。
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民事事実認定の前提として要件事実も勉強する必要がある
民事事実認定の勉強に役立つおすすめの本は以上のとおりです。
民事事実認定の手法を勉強するだけなら上記で紹介したおすすめ本をいくつか読んでおくと二回試験や実務修習中の起案で失敗することはなくなります。
もっとも、二回試験や実務修習中の定期試験では、民事事実認定の前提として要件事実の知識も求められます。
そのため、二回試験に絶対に落ちたくないのであれば、要件事実の勉強もしっかりとしておく必要があります。
下記の記事で、二回試験の勉強に役立つおすすめの要件事実の本をまとめて紹介していますので、ぜひそちらもご一読いただければ参考になると思います。
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また、司法修習生向けに就活や収集中に役立つ本など役立つ情報を提供する記事も用意していますので、ぜひそれらの記事にも目を通してみてください。
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