刑法

【司法試験・予備試験】刑法の勉強法の全てを大公開|一発合格者が教える勉強方法

司法試験や予備試験の主要科目の一つとして刑法科目があります。

司法試験や予備試験に合格したいのであれば、刑法科目で失敗するわけにはいきませんので、徹底的に勉強をして、刑法知識を定着させていく必要があります。

ですが、刑法の勉強を始めた人、今まさに勉強中の人の中には、「刑法をどのように勉強したらいいのかわからない」と悩みを抱えている人もいると思います。

司法試験に一発で合格した私自身、刑法の勉強法がイマイチわからなくて悩んだ時期があります。

しかし、私は受験勉強を進めていく際に、何をどのように勉強する方法が一番効率が良いのか徹底的に考え、実際に試してみることで、自分の中でこうすれば良いと思える勉強方法について一定の答えが出ました。

そこで、本記事では、受験生時代の私の経験も踏まえて、司法試験・予備試験受験生におすすめできる刑法の勉強法の全てを紹介していきたいと思います。

本記事で紹介する勉強法を参考にしていただければ、刑法の勉強がかなりスムーズに進むと思いますので、ぜひ最後まで読んで実践してみてください。

司法試験・予備試験の刑法の勉強範囲と勉強法

まずは、司法試験や予備試験の刑法科目の勉強法を考えるにあたり、司法試験・予備試験の刑法科目の出題範囲や出題傾向について書いていきます。

刑法科目の出題範囲から勉強の対象を考える

 

まずは、司法試験や予備試験の刑法の出題範囲についてです。

司法試験や予備試験では、短答試験論文試験の2種類の試験が課せられます。

論文試験のみ課せられる科目もありますが、刑法は司法試験でも予備試験でも、短答試験と論文試験の両方が実施されるので、いずれの対策も必須となります。

 

もっとも、短答試験と論文試験では、同じ刑法科目といっても出題される分野にそれぞれ偏りがあり、それに応じて勉強の範囲も異なります。

そのため、刑法の勉強をするときは、やみくもに勉強するのではなく、短答対策をするのか論文対策をするのかという観点から、勉強範囲を定めるという勉強方法が大切になります。

 

刑法科目における短答試験・論文試験それぞれの出題分野

司法試験・予備試験の刑法科目では、短答式と論文式で出題される分野の幅が異なるので、それに応じて必要な勉強法も変わります。

基本的には、短答試験では、刑法の全分野から満遍なく出題されることとなるため、全体的に浅く広く勉強する方法が効果的です。

一方で、論文試験では、重要論点に偏って出題されることが多いので、頻出論点・重要論点を中心とした深い勉強法が必要となります。

例えば、「刑罰」は短答式試験でのみ出題され、論文式試験では出題されないため、「刑罰」については自分で何か答案を書けるようになるという勉強方法は不要です。

このように短答式試験と論文式試験、どちらの対策をするのかというのを決めて、出題される分野を把握したうえで、勉強方法を決めましょう。

刑法学習者のレベル別におすすめの勉強法をまとめ

ここからは、刑法を勉強する方のレベルに応じて、おすすめの勉強方法をご紹介していきたいと思います。

 

初学者におすすめな刑法の勉強法

まず、刑法の初学者段階の人におすすめな勉強法についてです。

初学者段階の勉強で重要になるのは、基礎知識を一通りインプットするということです。

特に、刑法の初期学習で重要になるのは、刑法の体系を理解することです。

司法試験や予備試験の刑法の論文答案では、刑法の体系に沿った書き方をすることが求められます。

具体的に言うと、「構成要件該当性→違法性→責任能力」や「客観的要件→主観的要件」といった順番に答案を構成することが必要になるので、まずはそれを押さえる必要があります。

そして、各犯罪行為や違法性阻却事由などの成立要件を頭に入れて、それぞれの要件の中で何が論点となるのかを勉強していきます。

このような刑法の全般的な知識を一通りインプットしていくことが、初期段階の勉強法です。

 

刑法知識をインプットする勉強方法の具体例を以下に挙げます。

基本書を読む

予備校本を読む

予備校の入門講座を受講する

上記のようなインプット学習があると思うのですが、司法試験一発合格者に私としては、予備校の入門講座が一番効率良く、その次に予備校本を使用した勉強方法が効率的だと考えています。

もちろん、基本書は刑法理論を理解するのに非常に役立つのですが、司法試験や予備試験といった試験対策の観点から考えると、勉強効率はそこまで高くないかと。

実際に、司法試験や予備試験に合格する人の多くは、予備校の入門講座を利用しているので、経済的な負担はあると思いますが、できる限り予備校の入門講座を受講したほうが良いです。

刑法知識のインプット(効率の良さ)

予備校の入門講座 > 予備校本 > 基本書

なお、初学者におすすめできる人気の予備校は、伊藤塾、アガルートアカデミー資格スクエアの3つです。

 

伊藤塾は、実績も抜群の最大手法律予備校ではありますが講座価格が高い

アガルートアカデミーは、独自の講座が多くコスパの良い予備校工藤北斗先生は受験界では特に人気で有名な講師です

資格スクエアは、最近受験生の中で人気が高まっているコスパ抜群の予備校オンライン講座の利点を最大限に活かした受講形態が特徴的です。

 

以下の記事で、各予備校の特徴や講座について詳細をまとめていますので、気になる方はご一読ください

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また、以下の記事では、刑法の勉強に役立つおすすめの基本書や問題集、参考書等をまとめていますので、こちらもご一読いただければ参考になると思います

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中級者におすすめな刑法の勉強法

ここからは、中級者におすすめな刑法の勉強法について書いていきます。

刑法の中級者になると、予備校の入門講座や基本書などで刑法の基礎知識を一通り頭に入れることができていると思います。

そのため、中級者段階になるとインプットからアウトプット中心の勉強方法へと比重が変わっていきます

特に、刑法の論文試験では(最近は若干傾向が変わっていますが)、長文の事例問題が出題されるため、論文答案の書き方を頭に入れたうえで、論文答案のあてはめでの事実摘示のことまで念頭に置いて勉強する必要があります。

また、一通りの基礎知識を身に着けて中級者段階に進んだ人は、司法試験や予備試験の対策を意識して勉強方法を決定するべきです。

例えば、短答試験の対策をすることや論文答案を書けるようにすることなどを試験を受けるときのことを意識して勉強していきましょう。

 

中級者向けの刑法の勉強方法としては、具体的には、以下のようなものがおすすめできます。

各論点の通説、判例の立場を理解する

論証パターンを覚える

事例問題集を解く

短答過去問集を回す

まずは、論文試験で特に重要になる重要論点の通説、判例の立場を、基本書や予備校のテキストを使用して復習しましょう

全く理解できていない論点があると問題集を解いても何もわからなくて全然勉強にならないという事態になりかねないので、自分が理解できていない論点を洗い出す作業が必要です。

もしも全くわからない論点が出てきたら、その論点の通説・判例の立場だけでも構いませんので、理解できるように基本書等を読み返しましょう。

次に、論証パターンの暗記にも取り組むことが大事になります。

司法試験や予備試験の刑法の論文試験の事例問題では、限られた時間の中で事例問題に対する解答を書き上げなければなりませんので、論証パターンを暗記しておくとかなり有利になります。

もちろん、すべての問題に対して論証パターンで対応できるわけではないのですが、論証を使って時間をかけずに書くべき部分もあるので、早いうちに論証パターンの暗記にも取り組みましょう。

また、刑法中級者の勉強方法として、事例問題集を沢山解くというのも大切になります。

刑法中級者になるとアウトプット中心の勉強が重要になるのは前述のとおりであり、特にまずは事例問題を大量にこなすことでいろんな論点に触れるのが良いです。

参考答案例付きの問題集を解けば、答案の書き方や論証の使い方、あてはめの書き方など、実践的な理解ができるので、参考答案例付きの問題集を使用した勉強法もとてもおすすめできます。

また、中級者段階になると、司法試験や予備試験の短答対策を開始するべきで、特に、少しずつでも短答過去問集を解いていくと後々勉強が楽になります

 

以下の記事で、司法試験一発合格者の私がおすすめする短答試験の勉強法をまとめていますので、短答対策をする際には参考にしてみてください

関連記事:【司法試験受験生必見】司法試験一発合格者が実際に行っていた短答対策〜勉強法のまとめ〜

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上級者におすすめな刑法の勉強法

最後に上級者におすすめの刑法の勉強法について書いていきます。

刑法上級者になると、司法試験や予備試験の合格のために最後の詰め込みを行う必要があります。

今まで勉強してきたことの復習をして、理解が足りていないと考えた部分を徹底的に深堀して勉強するべきです。

特に、最近の司法試験刑法科目の傾向としては、特定の論点について複数の見解から結論と理由を書かせる問題が出題されるので、判例・通説以外の学説まで押さえておくのが大切です。

また、司法試験や予備試験の合格(刑法科目における高得点)を目指すために、刑法の知識だけではなく、論文答案の書き方までしっかりと勉強しておきましょう。

刑法をそれなりに勉強した人でも、論証は暗記していて書けるのに、あてはめの部分がイマイチという人もいるので、あてはめの書き方に注力して勉強する方法はおすすめです。

 

刑法の上級者におすすめの勉強法の具体例は、以下のような方法です。

基本書や論文で重要論点の判例、各学説の立場を押さえる

司法試験や予備試験の過去問を分析する

司法試験、予備試験合格者の再現答案を分析する

前述のとおり、最近の司法試験の刑法論文式の傾向を踏まえて、受験生は刑法の学説の対立状況をしっかりと理解しておくことも重要になります。

そのために一番良いのは、基本書で該当論点の解説部分をしっかりと読み込むことです。

予備校の講座や予備校本よりも、学者が執筆した基本書や論文のほうが深く解説されているので、学説の勉強をするには適しています。

学説の理解を深める勉強に個人的におすすめな書籍は、基本書だと『山口 刑法』や『大谷 刑法』、論文(参考書)だと『刑法総論の悩みどころ』と『刑法各論の悩みどころ』ですね。

※『刑法各論の悩みどころ』は「法学教室」で連載されている論文なのですが、まだ書籍化されていません。

これらの書籍を手元に置いて、イマイチ理解が足りてないと感じた論点に直面した際に該当箇所を参照するとかなり勉強になるので、まだ持っていないという人はできれば手に入れておくべきです。(基本書はどちらか一つで大丈夫です。)

 

個人的には、アガルートアカデミーの工藤北斗先生は、最新の学説までしっかりと研究をしたうえで講義を作成しているので、アガルートアカデミーの講座については学者の議論を理解するのにかなり有益だと感じています

アガルートアカデミーの公式サイトから、参考動画を無料で視聴できるので、一度見てみると講義内容の雰囲気がわかると思います。

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また、司法試験や予備試験の刑法科目で高評価をとるためには、過去問の研究が必須となります。

問題作成者の意図や受験生の答案の問題点等をしっかりと分析することで、自分が司法試験や予備試験に挑む際の参考にできます。

司法試験、予備試験の刑法の過去問分析方法については、詳しくは後述しますが、「過去問を解く→出題趣旨や採点実感を読む→参考答案例や再現答案例を確認する」という流れが基本となります。

司法試験合格者や予備試験合格者の再現答案例を確認することで、あてはめで使う事実の摘示方法や評価の仕方を学ぶことができるので、再現答案例を沢山読む勉強方法は特におすすめできる勉強法です。

過去問の勉強に役立つ書籍としては『司法試験論文過去問LIVE解説講義本 刑法』や『論文過去問答案パーフェクト ぶんせき本』がおすすめです。

司法試験論文過去問LIVE解説講義本 刑法』は学者が問題の解説をしているのに加えて参考答案例がついています。

論文過去問答案パーフェクト ぶんせき本』は受験者の再現答案が大量に掲載されていて、各答案の評価まで載っているので、答案分析に最適です。

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これらの本を持っていないという人は、司法試験や予備試験の過去問分析を始めるまでに手に入れておきましょう。

司法試験・予備試験の本番直前におすすめの刑法勉強法

最後に、司法試験や予備試験の本番が直前に迫っている人に向けて、おすすめの刑法の勉強法を紹介していきたいと思います。

司法試験や予備試験が直前に迫った段階でのおすすめの刑法の勉強法を挙げると、以下の4つの方法です。

過去問を徹底的にこなす

短答試験対策を中心的に行う

各構成要件の定義や規範等の暗記事項を詰め込む

重要論点の判例・各学説を復習する

本番直前期は特に何を勉強していいかわからないという悩みが出てきますので、困ったときは上記の勉強方法に取り組むのが効果的です。

【本番直前】刑法のおすすめ勉強法① 過去問集を徹底的にこなす

 

まず、①過去問集を徹底的にこなす勉強法がおすすめという点についてですが、司法試験や予備試験では、過去に出題された論点が繰り返し出題される傾向があります。

旧司法試験まで遡るとその傾向はさらに強くなります。

同じ論点が再出題される傾向は、短答試験でも論文試験でも同じなのですが、前述のとおり、論文試験のほうが出題範囲の幅は狭いですし、出題趣旨や採点実感で解答の方向性が検討できますので、それだけ過去問に取り組むことの意義は高いといえます。

また、予備試験で出題された論点が司法試験で形を変えて問われることや、その逆に司法試験で問われた問題が予備試験で再出題されることもあります。

そのため、予備試験を受験しない(していない)という人でも、予備試験の過去問に取り組むことのメリットはあります。

また、旧司法試験の刑法の問題は、非常に短い事例問題となっているので新司法試験の長文事例問題とは傾向が異なりますが、出題されている論点は新司法試験でも重要といえるものですので、旧司法試験の過去問も対策として効果的です。

近年は、事例問題の処理能力よりも重要論点の対立する学説や判例の理解を問うような問題も出題されており、旧司法試験のような短めの事例問題に取り組み意味も大きいといえます。

特に、司法試験や予備試験の本番直前になると、できる限り試験の点数に直結する勉強に特化するべきであり、過去問に取り組むことは実際に問われた論点の確認ができ、まさに本番の対策になるのでおすすめできる勉強法というわけです。

 

刑法の過去問対策としておすすめの勉強法

 

それでは、司法試験や予備試験の刑法の過去問対策としておすすめの勉強法について紹介していきます。

この記事を書いている私自身、以下で紹介する方法で過去問に取り組んで勉強していたのですが、そのおかげもあってか司法試験に一発で合格できましたので、参考にしていただければと思います。

司法試験や予備試験の刑法科目の対策として、過去問を分析することが有効になるのですが、過去問分析の勉強の流れとしておすすめの方法は以下のようなものになります。

①過去問を解く

②出題趣旨や採点実感、解説本を読む

③参考答案や再現答案を比較する

まず①過去問を解くという部分については、本番まで時間的余裕がある場合には、実際に本番と同じ時間で答案を書いてみるのがおすすめです。

実際に手を動かしてみると、論点はわかっているのに論証が出てこないことやそもそも何が論点なのかわからないなど、自分の課題が浮き彫りになります。

もっとも、本番が直前まで近づいている場合には、時間をかけて答案を書いている余裕はないと思いますので、何罪のどの要件(論点)が問題となるかといったざっくりとした答案構成だけ考えるでも十分です。

次に、②出題趣旨や採点実感、解説本を読むなど、その問題で問われた論点を復習しましょう。

特に、出題趣旨と採点実感は、出題者の問題意識や求められている解答の方向性が記載されているので、過去問を解いた後で絶対に読んで論点について自分の理解度を確認するべきです。

また、出題趣旨と採点実感では論点の解説まではされていないので、解説本や予備校が提供している解説講座を利用して、論点の知識を深めることも重要になります。

特に、最近の刑法の試験では長文事例処理問題ではなく、一つの論点に対する各見解の対立を答えさせるような問題が出題されています。

論証を覚えるだけではなく、重要論点の判例・学説理解を深めることがより重要になるので、過去問の解説をしている書籍や講座で勉強する方法は、刑法科目においてはかなり効果的といえます。

最後に、③参考答案や再現答案を比較するという勉強も大切です。

解説本や解説講座で論点の理解をすることは、直ちに論文答案を書けることにはつながりません。

解説本や解説講義では参考答案例が掲載されていると思いますが、それは理想的な答案例であって、初見の事例問題かつ限られた時間の中で受験生が書けるものではありません。

そこで、受験生が実際に作成した再現答案を読み、参考答案と比較することで、現実的な合格のレベルを知ることがおすすめの勉強方法になります。

再現答案も一つだけではなく、評価のイマイチなものから評価の高いものまで、多くの答案を見てみると自分が答案を書く時の参考になります。

また、自分で過去問の答案を作成している場合には、自作答案と再現答案を比較して、改善点や課題を見つけるのも効果的です。

 

司法試験・予備試験の過去問対策(刑法)におすすめの本

司法試験や予備試験の過去問対策の勉強におすすめできる本をいくつか以下に紹介しておきます。

基本的には、以下で紹介する書籍を使用しておけば、司法試験や予備試験の過去問分析をかなり高いレベルで行うことができます。

他の受験生に過去問分析の点で劣ることはなくなると思いますので、手に入れてないものがあれば、司法試験や予備試験の本番直前までに手に入れておくことをおすすめします。

司法試験・予備試験の過去問対策本

司法試験論文過去問LIVE解説講義本 刑法』 前田雅英

実戦演習 刑法―予備試験問題を素材にして』 関根徹

A答案再現&ぶんせき本』 辰巳法律研究所

論文過去問答案パーフェクト ぶんせき本』 辰巳法律研究所

 

予備校が提供する司法試験・予備試験の過去問分析の講座

 

書籍以外には、司法試験や予備試験の過去問分析に役立つものとして予備校講座があります

資格スクエアの『予備試験講座 合格フルパッケージ』やアガルートアカデミーの『予備試験1年合格カリキュラム』を受講されている方であれば、そのプランの中に予備試験の過去問分析講座も含まれていますので、それを利用すれば事足ります。

予備校の入門コースを受講していない場合には、アガルートアカデミーの『司法試験 論文過去問解析講座』、『予備試験 論文過去問解析講座』、『旧司法試験 論文過去問解析講座』が講座価格が低い上に内容も充実しているのでとてもおすすめです。

気になる方は、下記のアガルートアカデミーの公式サイトから無料講義動画やサンプルテキストを参照してみてください

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【本番直前】刑法のおすすめ勉強法② 短答試験対策を中心的に行う

司法試験や予備試験の本番直前という方には、論文試験よりも短答試験対策を中心的に行うという勉強法のほうがおすすめできます。

この理由は、司法試験や予備試験の本番まで時間的余裕がない以上、論文試験対策というじっくり腰を据えて行う必要のある勉強法よりも、短答試験対策のように短い期間の勉強で効果が出るような即効性に優れた勉強のほうが良いからです。

司法試験や予備試験の短答試験では、過去に出題されている問題や選択肢が何度も再使用されて出題されることがありますので、本番直前でも過去問集に取り組むことで十分な効果が期待できます。

短答対策の方法としては、『短答過去問パーフェクト』や『肢別本』といった過去問集を徹底的に周回するというのがおすすめ。

短答試験の対策は、本番直前でなくとも、できる限り早い時期から始めたほうが良いので、上記のような短答過去問集を持っていない人は手に入れて少しずつ勉強しておきましょう。

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以下の記事で、司法試験一発合格者の私がおすすめする短答試験対策の詳細をまとめています。特に、短答試験に苦手意識がある人には参考になる内容となっていますので、ご一読いただければと思います

関連記事:【司法試験受験生必見】司法試験一発合格者が実際に行っていた短答対策〜勉強法のまとめ〜

【司法試験受験生必見】司法試験一発合格者が実際に行っていた短答対策〜勉強法のまとめ〜こんにちは 以前、Twitter(@AAA_law_A)や下記の記事でご報告させて頂きましたように、私は令和元年司法試験に一発合格...

 

【本番直前】刑法のおすすめ勉強法③ 各構成要件の定義や規範等の暗記事項を詰め込む

前述のとおり、司法試験や予備試験の本番直前期の勉強法として、できるだけ短期間でも勉強の成果が期待できるような勉強に取り組むことが大切になります。

そのため、直前期においては、新しい論点や難しい論点の理解を深めるような勉強よりも、司法試験や予備試験で出題される可能性の高い重要論点について論文を確実に書けるように勉強するほうが効果的です。

特に、司法試験や予備試験の刑法科目においては、構成要件や定義、判例の規範など、暗記しておくべき事項がたくさんあります。

なので、そのような暗記事項を徹底的に勉強しておくことで、論文答案を書くことがかなり楽になります

また、司法試験や予備試験は時間との勝負ともいえるほど時間的な余裕がないので、暗記事項を完璧に書けるようにしておくことで、問題を書くことに余裕ができます。

直前期でもかなり効果が期待できるので、せめて典型論点で躓かないように徹底的に暗記しておきましょう

暗記事項を勉強する具体的な勉強方法としては、『趣旨・規範ハンドブック』や『アガルートの司法試験・予備試験 合格論証集』を使用するのがおすすめですね。

趣旨・規範ハンドブック』は各犯罪行為の構成要件や判例の規範などが一冊にまとまっているので直前の詰め込みには最適な参考書です。

アガルートの司法試験・予備試験 合格論証集』は重要論点の論証パターンが紹介されていて、論文試験の対策として非常に使える参考書です。

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上記の書籍は、司法試験や予備試験受験生の中でもかなりの使用率を誇っていて、非常に使い勝手の良い有益な参考書なので、まだ持っていないという人はなるべく早く手に入れておきましょう。

もしも刑法の論点等を一元化したまとめノートを作成しているのでしたら、それを使用するというのもありですね。

 

【本番直前】刑法のおすすめ勉強法④ 重要論点の判例・各学説を復習する

司法試験や予備試験の本番直前におすすめの勉強法の最後は、重要論点の判例・各学説を復習することです。

重要論点の判例学説の復習がおすすめである理由は、これまで紹介した勉強方法と同じで、本番直前の時間的猶予がない中でも得点アップの効果を期待できるという点にあります。

最近の刑法の論文試験の傾向として、特定の論点について複数の見解から結論と理由を書かせる問題が出題されることは前述のとおりです。

そのため、特に重要論点や頻出論点の部分だけでも、司法試験直前に各学説や判例の立場を整理しておくことが得点につながることになります。

もっとも、基本書や論文を読み直して、論点を一からがっつりと理解しようとするような勉強方法は時間がかかるのでおすすめできません。

あくまで、まとめノートや予備校テキスト等を見返すような軽く復習しなおす程度の勉強法にとどめておきましょう。