書籍紹介(法律系)

【書評】『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』〜短答対策問題集はこれだけで十分〜

こんにちは

今回は、『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』の特徴や評価をまとめて、書評を書いていきたいと思います。

司法試験や予備試験の受験生の中ではど定番の短答対策問題集ですし、私個人的にも非常におすすめできる問題集です。

司法試験や予備試験の受験を考えている方には、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』

今回紹介するのは、辰巳法律研究所から出版されている『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』です!!

 

『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』の特徴と評価

司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』はその名の通り、司法試験や予備試験の過去問を素材とした短答対策用問題集です。

司法試験・予備試験を受験される方の多くが短答対策として本問題集を使用して過去問対策を行うくらい、ど定番の短答問題集。

実際に、この記事を書いている私自身(司法試験一発合格者)、司法試験の短答対策としてメインで使用していたのは『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』です。

司法試験に一発合格した私が、司法試験合格のために実際に使用していた書籍については下記の記事でまとめていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください

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本書の特徴は、司法試験と予備試験の最近(平成平成18~31年)の短答過去問を全て盛り込んで作られている点でして、本書を1冊解くだけで14年分の過去問に触れることができます。

本書の構成としては、過去問を分野別(例えば、民法の場合、抵当権や賃貸借という感じ)に整理して作られています。

なので、自分の苦手な分野のパートだけを解いていくといった学習法もできる使い勝手の良さがありますし、各分野の問題数を見れば「どの分野からの出題が多いのか」というのが簡単にわかるようになっています。

また、本書の巻末には、各分野からの出題の有無がまとめられた一覧表が付いていますので、そちらの表を確認すれば司法試験や予備試験の最近の出題傾向を簡単に把握できます。

本書の解説は、他の短答過去問集(たとえば、肢別本司法試験・予備試験 体系別短答式過去問集)と比較すると>かなり詳しめの解説となっていまして、短答の問題を解きながらじっくりと知識を補充していくのに向いています。

個人的な意見としては、司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』を何周も回してほぼ完璧に解けるくらいにまで知識を入れられれば、司法試験の短答で足切りにかかることは無くなると思います。

司法試験の受験をされる方はぜひ本書をメインに使用してみることをおすすめします。

私が司法試験の短答合格のためにどのような勉強をしていたのか、という点を下記の記事でまとめています。司法試験・予備試験受験生には非常に参考になると思いますので、ぜひご一読いただければ幸いです

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『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』の良いところ

ここから、『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』の良いところをいくつかまとめて紹介していきたいと思います。

 

司法試験・予備試験の過去問に大量に触れられる

前述しました通り、『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』では平成18年〜の司法試験及び予備試験の短答式試験の過去問が全て収録されています。

これ1冊やり切るのもハードなくらい大量の問題に触れることができますので、短答知識を詰め込むには最適な問題集と言えます。

司法試験や予備試験では過去に出題された問題や選択肢が再度出題されることも多いことからすると、過去問を解いておくことの重要性はとても高いと言えます。

なので、司法試験や予備試験の受験を考えている人は、ぜひとも本書を手に入れて短答試験の対策を行うことをおすすめします。

 

司法試験・予備試験の出題傾向を知れる

司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』には、ここ10年以上の最新過去問が収録されていますので、近年司法試験や予備試験でどのような問題が出題されているのか、どの分野からの出題が多いのか、などの出題傾向を容易に知ることができるというメリットがあります。

出題傾向が把握できれば「どこを中心的に勉強していけばいいのか」という勉強の指針が作れるので、近年の出題傾向を知ることができるというのは本書の大きな利点と言えます。

巻末の出題論点一覧表も一緒に参考にすれば、さらに自分の勉強がやりやすくなると思います。

勉強時間が限られている受験生にとって、一番やるべきなのはやはり出題回数の多い頻出事項だと思いますので、効率よく勉強して短答足切りを避けたい人は、本書で何が出題されることが多いのかというのを把握しておくのをおすすめします。

 

問題の難易度を把握できる

司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』の各問題には、正解率や選択肢ごとに受験生の選択率などの情報が載っています

これらのデータを活用すれば、「絶対に間違えてはいけない問題(知識)」と「捨てても良い問題(知識)」を知ることができます。

たとえば、正答率が90%を超えていたりする問題だと、ほぼ全ての受験生が間違えていないのだから基本的な問題(知識)。

逆に、正答率が20%くらいにまで低い問題は、ほとんど正解できる人がいないのだから、解けなくても落ち込む必要のない難問。

このように、正解率などの情報を知ることで問題の難易度が分かりますし、それを活用することで「基礎的な問題は解ける」とか「基本知識さえ解けない」という感じで、自分のレベルを確認するきっかけにもできるわけです。

個人的には、本書の過去問はほぼ全て正解できるくらいにまでやり込むべきだと思っていますが、時間がない人は正解率50%以上くらいの問題は最低限解けるようになっていた方がいいと思います。

どうしても短答の問題を解くのが苦手とか本番で足切りにかかるのが不安という方は、例えば、アガルートアカデミーが提供している『短答知識完成講座』など予備校講座を利用してみるのもいいかもしれません

 

『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』のイマイチなところ

ここからは、『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』のイマイチなところを上げていきたいと思います。

 

出題問題の年代の幅が狭い

平成18年〜31年までの14年間分問題が収録されていて、出題の幅は広いと言えば広いのですが、旧司法試験の問題などの古いものは扱われていません

旧司法試験には出題されていたけど新司法試験では出題されていない問題は、今後出題されることも考えられますし解いておいた方がいいのですが、そのようなものが扱われていないのは割とマイナス評価ですね。

私の場合は、基本的には本書で過去問を解いていたのですが、もっと古い過去問(旧司法試験の過去問)にも触れて、できるだけ幅広く知識を入れたいと思っていたので、本書の他にも使用していました。

具体的には、『肢別本』を使用することで、本書に出題の無いような知識も補充するようにしていました。(この辺りは、先に紹介した司法試験の短答対策勉強法の記事を読んでみてください)

 

分厚くて持ち運びに不便

14年間にも及ぶ過去問を全て収録していて、さらに解説もボリュームが多いため、全体的にかなりページ数が多く、すごく分厚い問題集となっています。

それに加えて、司法試験の科目だけでも民法が2冊、憲法と刑法が1冊の合計4冊もありますので、全てを持ち運ぶというのはかなりきつい…

なので、持ち運びの便利さを考えるのであれば、『肢別本』などの少々薄くてコンパクトなものの方が、例えば電車の中など持ち運んで移動中に勉強するという使い方ができる点でいいかもしれません。

自宅で腰を据えてじっくり勉強するタイプの人には『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』がぴったりなのですが、勉強場所を頻繁に変えるという人はもっと薄いものの方が便利かと思います。

 

解説が長い&同じ解説が多い

司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』は、他の短答問題集よりも解説が非常に長めになっているのが特徴的です。

この点は、メリットでもありデメリットでもあるというのが正直なところ。

というのも、解説が詳しいから各問題の答えがなぜそうなるのかというところまでしっかり勉強できる点が良いところなのですが…。

そもそも、短答問題集は何度も解き直して知識を定着させていくものだと思いますので、解説が長いとその分、周回するのに時間がかかってしまうというデメリットもあります。

それに、同じ(あるいは似ている)問題が出題されることもよくあるのですが、その場合に同じ解説が使い回されたりしています。

同じ解説を何度も読む、というのは確かに知識の定着にとっては良いことなのかもしれませんが、基本的には無駄が多い勉強になってしまうだけだと思います。

解説が長いというのは、おそらく個々人で評価が分かれるとこだと思いますし、好みにもよるのかなぁ…というところなので、自分が解説が長いものと短めのものとどちらが好きかによって、『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』と他の短答用問題集といずれかを選ぶのが良いと思います。

『司法試験&予備試験 全短答過去問パーフェクト』はこんな人におすすめ

・司法試験受験生

・予備試験受験生

・解説がしっかりしている短答用問題集が欲しい人

・近年の短答式過去問が全て載っている問題集が欲しい人

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